ブランディング動画を作ったはいいけど、いったいどこで流せばいいの?
動画の活用方法はSNSだけではありません。しっかりとベースのブランディング動画ができていれば、活用シーンに合わせて映像尺を変えて、様々な場面で活用することができます。この記事では7つの主な動画活用方法をご紹介します。
1. ウェブサイトへの設置
新規顧客獲得にはウェブサイトへの設置は欠かせません。サービスや商品に興味を持ってくれた消費者がウェブサイトを訪れ、そのサイトの質でサービスや商品の質を判断するといっても過言ではありません。ホームページ、キャンペーンサイト、LPなどには動画コンテンツを埋め込んで貴社のストーリーを共有していきましょう。
2. SNS投稿/広告
インターネットとSNSの発展で、映像を流せる場所は大きく広がりました。SNSのユーザー数は全世界で42億人を超え、国内に限っても利用者数は8,000万人程度の規模になっています。特に6大SNSと呼ばれるYouTube, Instagram, Facebook, Twitter, LINE, TikTokの利用者数は成長を続けており、多くの人々の生活の中心となっています。
SNSに動画を投稿、または広告を出稿する場合、各プラットフォームによってユーザーの年齢層や機能の違いがあることを意識しなければなりません。以下、簡単にそれぞれのSNSの特徴をご紹介します。
YouTube
世界で最も人気のある動画配信プラットフォームです。10代〜50代まで幅広い年齢層のユーザーが利用しています。YouTube動画広告(TrueView動画広告)を出稿する場合、最初の5秒が経過するとユーザー側で広告スキップができるため、短い尺で興味を持ってもらうための構成が必要になってきます。スマホ視聴に特化した縦型動画広告も導入されています。
メインユーザー層は20代〜30代の女性で、10代〜30代が年齢層の中心といわれていますが、実際は男性の割合も40%を超えていて、40代以上のユーザー数も増えてきています。投稿後24時間で消える「ストーリーズ」や「リール」などの機能が特徴で、さらに長時間動画が可能な「IGTV」やライブ配信用の「Instagram LIVE」も追加され、短時間から長時間の動画配信まで対応しています。
20〜40代の男性がメインユーザー層です。ビジネス目的で利用されることも多いSNSですが、10代の利用率は20%弱と、年齢層の高齢化が目立ちます。実名登録制であることから、ターゲティング精度の高い広告配信が望めます。また「Facebookページ」機能を活用することでイベント集客などにも効果を発揮します。年齢層高めのユーザーへのアプローチ、また海外マーケティングをする上で効果的なSNSといえます。
Twitterは20代のユーザーが圧倒的に多いのが特徴です。投稿をシェアできる「リツイート」によって「バズ(爆発的な拡散)」も期待することができますが、ブランディングでは必ずしもバズを作り出す必要はありません。24時間で自動的に削除される「フリート」やリアルタイムの音声サービス「スペース」が追加されました。
LINE
連絡用、コミュニケーションツールとして幅広い年代のユーザーに利用されています。LINEの主な利用国(日本、インドネシア、タイ、台湾)のユーザー数は1億7300万人、全世界のユーザーは1億8900万人と発表されており、主にアジア圏の一部で利用されていることがわかります。「LINE公式アカウント」を利用してユーザーと継続的にコミュニケーションを取ることも可能です。
TikTok
15秒から3分ほどのショートムービーを撮影して投稿する動画共有サービスです。日本では10代〜20代がメインユーザー層です。TikTokアプリ内には、音楽や加工フィルターなどの機能が多数搭載されており、独自の映像文化を発展させています。
3. 店頭設置/デジタルサイネージ
デジタルサイネージ動画は、従来であれば静止画(ポスター、チラシ、看板 etc.)であった部分に動画を設置し、より視聴者の注目を集めることが可能です。
再生環境によっては音が出せなかったり、周りの音がうるさく音が聞こえない状況での再生が想定されます。どこに設置するかも含め、内容を考えていく必要があり、テロップで補足するなどの対策が必要です。また場所によっては外国人向けに英語テロップを盛り込むなどの工夫が効果を発揮する場合もあります。
タクシー内のサイネージも増加していますが、タクシーという落ち着いた空間のためゆっくり視聴してもらえるなど、サイネージの設置場所によって動画の長さは大きく変わってきます。
4. イベント・展示会
展示会で動画を活用することで、来場者の足を止めてもらうきっかけを作ることができます。映像は効果的にブースのインパクトを作り出すことができます。
展示会は来場者が多くのブースを見ようと動き回っています。来場者がブースの前を通り過ぎる時間は、わずか5秒と言われており、短い時間でイメージを伝えられる映像は効果的です。また商談の際もざっくりとしたイメージを映像で伝えることで、担当者の負担も減らすことができます。
5. 採用広告
ブランディング動画の訴求先は、顧客だけではありません。これから一緒に働く仲間を集めるときにも大きな力を発揮します。ブランディング動画はウェブサイトと並び、その会社や店舗のイメージを知る大きなポイントになります。会社の雰囲気を魅力的に伝えることで、応募数を増やすだけでなく、人材のマッチ率も高めることができます。
6. メール内コンテンツ
文字だけのメルマガや営業メールは、ほとんど読むこともなく削除されがちです。映像を埋め込むことで目に止まりやすく、顧客のレスポンス率増加につながります。
7. 営業資料
そしてブランディング映像は、対面の営業でも活用することができます。短めの尺に編集しておいた映像を営業先に見せることで、自分たちのストーリーを視覚的に伝えることができます。
営業資料として映像を見せる場合、タブレットやスマホにしっかりと映像を準備しておきましょう。営業用のスマホを購入前に検討してみたい方はiPhone(アイフォン)のレンタルなどで試してみるのがおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
今や多くの企業や店舗がブランディング動画を制作していますが、せっかく制作した動画をフル活用していただくためにも本記事がお役に立てば幸いです。
west norton placeでは、ブランディング動画の活用イメージも含めてご相談に乗りながら映像を制作していきます。もしご興味ありましたら、お気軽にお問い合わせください!
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